先生は、生涯を通して、女性に美しく生きる提案をされた方だ。
私の曽祖父は、男の子にしか恵まれなかったため、女の初ひ孫である私を、
とても可愛がってくれた。可愛い少女の絵を描いて、塗り絵をさせ、
出来上がった絵は、全部、部屋のふすまに飾ってくれた。
その絵は今思えば、淳一先生の描かれた少女にもよく似ていた。
初めて作品を拝見したとき、とても懐かしく、甘酸っぱく、温かい空気が、胸の中に広がった。。。
「ひまわり」という、1947年創刊の復刻本が、毎月1冊ずつ送られてくるという
出版社の企画があることを知り、集めだした頃から、先生の業績に触れ、感銘を受け、
その類まれなる才能に、目を見張り、頭を垂れ、真似て習い、
可愛いものや綺麗な物に接する喜びを深めていったのだと思う。
先生は、赤がお好きだったのだろうか。
原色ではなく、暗くも無く、コクがあるのに穏やかな感じのする、捨てるのが勿体無いような、
可愛い赤の封筒で、毎月丁寧に送られてくる、半世紀も前の少女雑誌。。。
戦後の、殺伐とした物資の無い時代、当時の少女は、どれだけこの本で、
幸せな明るい気持ちになったことだろう。そんな本を作られた先生の、
温かく優しいお気持ちが 続きページへ
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